平成20年度行事-3
▲トップページへ 2008年6月05日
山形高等学校 創立88年・米寿記念
第24回 蔵 王 寮 歌 祭 
平成20年6月1日〜2日に開催

     山形高校は、大正9年、第14番目の高等学校として設立され、創立式典で、開校祝賀歌が高唱され、
     その夜市民総出で提灯行列をやり慶祝したという。
     光芒88年、いま米寿の賀宴を迎える。
             第24回蔵王寮歌祭の案内に言う。
                 熱烈歓迎、諸賢の勇姿を待つ。
                    時よし、酒よし、友また良し。
                       みちのく蔵王の空高く、我らが寮歌
(うた)高唱(たかず)せん!!
    

    「山形駅頭での歓迎」のあと、4台の車に分乗し、芋煮会会場へ

  ○米寿記念・芋煮会   12時半〜13時半 旧学寮跡寮歌碑前広場
    
芋煮と握り飯で腹ごしらえ
    北大予科 都ぞ弥生 に始まり、数々の寮歌を高唱、山高 嗚呼乾坤、のあと、一高 嗚呼玉杯
    で、歌い納める。


山形高等学校 嗚呼乾坤

    寮歌祭  蔵王温泉 ホテル樹林   午後3時〜9時30分

    ○ 式典の部              
   司会 森田郁男

       
開会挨拶                蔵王寮歌委員会 会  長  風戸  正巳

    来年の第25回を以て幕を下ろすことに致しましたところ、かくも多数の方にご参集頂き
  ありがとうございました。来年、蔵王からは旗をおろしますが、東京寮歌祭の一員として、
  又、多くの寮歌祭に参加することによって、寮歌不滅の旗は、掲げ続けて参りたいと思います。
   今日は心ゆくまで、寮歌を歌って下さるように、 お願い致します。
 【参集者:137名

         鎮魂歌 千の風になって
   委員長 五十嵐力より、「振り返ってみますと、参加された方が百名以上、鬼籍に入って
  おられます。
   今までは 黙祷 をしないで来ましたが、今回は、松江高等学校 木村勇之助さんに、
  リードをお願いして、 千の風になって を皆さんで歌いましょう。」 

   千の風になって の歌声がしめやかに会場に流れました。
   
        参加校紹介
             蔵王寮歌委員会 委員長  五十嵐 力

        
参加校代表挨拶           北大予科             小篠  森政

        檄文朗読               松山高校              片山  悠

        鏡開き                 寮歌愛好会
    広瀬清見 の掛け声で見事に決まる。

        乾杯                  山形高校             鈴木 正次  
    九十一歳の鈴木正次氏(山高)の元気な発声で 乾杯





九十一歳の鈴木正次氏(山高)の元気な発声で 乾杯
 ○ 寮歌の部      
                司会 小川和夫  吉野重彦
                    高橋 実   高橋正光
                    広瀬清見
  第一部   午後四時〜
   山高の 嗚呼乾坤 から始まり、
   参加各校の寮歌を歌う。
  
  1.北海道帝国大学予科
  2.第二高等学校
  3.山形高等学校
  4.浦和高等学校
  5.水戸高等学校
  6.第一高等学校
  7.早稲田高等学院
  8.高等商船学校
  9.東京商科大学予科
  10.成城高等学校
  11.府立高等学校
  12.新潟高等学校
  13.松本高等学校
  14.寮歌愛好会
  15.愛知大学予科
  16.第四高等学校
  17.第三高等学校
  18.第六高等学校
  19.松江高等学校
  20.広島高等学校
  21.松山高等学校
  22.高知高等学校
  23.第七高等学校
     造士館
  24.山形大学
  ☆ 閉会寮歌
     (ひかり北地に)


山形高校 嗚呼乾坤


山形大学 みどり樹
     第二部 希望校    午後6時〜


   ファイヤーストーム   午後7時〜8時        於:ホテル前庭   司会 広瀬清見、小川和夫、森田郁男


祝詞奏上 大谷木英夫(東京ふすま会前会長)

 花笠踊り
  ホテル女将他の先導で、有志が参加して輪を
 作って踊る。
  このところ毎年の行事ですが、参加者にとっては、
 なかなか難しいようです。


 火入れ式
   .祝詞奏上: 
     大谷木英夫(東京ふすま会前会長)の
     朗々たる声が響きました。

   ・玉串奉奠

   ・火入れ

  デカンショ踊り・寮歌

寮歌不滅 の旗を先頭に、御神火が山を下る

 火入れ
  ○ 二次会 (午後8時〜9時30分)      於: ホテルラウンジ

                         バスツアー     6月2日
  6時40分〜7時40分 朝食・追い出しコンパ(寮歌、部歌など
  8時           希望者70名が参加して、遊覧バス二台で、出発

  ツアーの計画は例年通り、地元のふすま同窓会・山形大学文理学部OBの
 結城薫(文理2回)、布施隆雄(文理4回)、奥山安男(文理8回)、田宮良一(文理10回)の諸氏他皆さんが、
 企画し、事前調査をされて、決めて下さったものです。当日は同行して、案内頂きました。
 お蔭様で楽しい、充実した、一日を過ごさせて頂きました。
  厚く御礼申し上げます。

  Auf Wiedersehen   (また あいましょう) の 幔幕と皆さんに送られて出発

 


若松寺 最上三十三観音第一番札所

      天台宗
    鈴立山若松寺

     (れいりゅうざん
      じゃくしょうじ)
      
      若松観音
   (わかまつかんのん)
     
       天 童

 最上三十三観音
 第一番 札所

 開山千三百年、
 重要文化財


鐘 楼


真下慶治記念美術館入り口

 真下慶治記念美術館         山形県村山市大字大淀

   生まれ育った山形県の風土を愛し、
  母なる川・最上川の景観を描き続けた洋画家・真下慶治。

   真下慶治画伯(故人、1993年、79歳で逝去)の作品が 展示されています。
   村山市に真下慶治画伯の油彩画200点の寄贈を受け、常設展示室は
  20〜25点を年3回展示替えを行います。企画展示室では画伯の小品展、・
  地域の方々との交流展な  どが開かれています。学習室では、講演会、
 コンサート、子どものためのアート教室などが開催されます。


  当日は、月曜の休館日にもかかわらず、館長以下の館員が出迎えて下さい
 ました。 館長自らの、懇切な案内で、楽しむことが出来ました。


  真下慶治氏:1914 最上郡戸沢村に誕生、1931 新庄中学卒、 
 1940紀元2600年奉祝美術展に、「雪の最上川」を出品し、 
 イタリア政府買い上げとなる。

 1951 山形大学教育学部講師、 1964 同助教授、1968 同教授、
 1971 村山市大淀に、アトリエを建てる。1972 山形大学教育学部教授退官。


美術館テラスより、最上川 大淀を望む
上流より右へ直角に曲がる流れ
赤い屋根は真下慶治画伯アトリエ

中央の女性は館長、右端は東京ふすま会前会長

美術館テラスにて、最上川 大淀の流れを望みながら
真下慶治画伯の最上川の絵画について語る。
館長は故画伯の夫人 

 最上川三難所船下り

  船運が主流であった江戸時代、船頭たちに最も恐れられた最上川三難所、
 碁点(ごてん)、三ヶ瀬、隼(はやぶさ)の三難所を船で下りました。

 当日は水量が豊かであったので、岩礁は殆ど水面には現れていませんでした。

 

最上川三難所の一つ: はやぶさ 

 芭蕉 「おくのほそ道」には、
こう書かれています。

最上川は、みちのくより出て、山形を
水上(みなかみ)とす。
ごてん、はやぶさ など云う恐ろしき
難所有り。


 碁点温泉 クアハウス碁点 にて昼食

 旬の山菜などが、いろいろ並んだ、立派な、美味しい、
昼食をご馳走になり、参加者一同、大満足でした。

 案内役より、事前調査の際に、希望を述べたが、
山菜などが一層、賑やかにならんだ、立派なご馳走に
なっているようです。との報告でした。

帰るときは、調理場のコックさん達まで並
んで
見送ってくれました。


碁点温泉 クアハウス碁点



芭蕉・清風歴史資料館

 芭蕉・清風歴史資料館  尾花沢

 鈴木清風の末裔、 鈴木正一郎氏 
 (山形大学文理学部1回卒、
  元コーボルト会会長) 
 が 迎えて下さって、歓迎の辞を述べられた。

 学芸員某氏より、 清風にまつわる伝説など、
 興味深いお話があった。
                                    芭蕉 おくのほそ道 に、次のように
書かれています。

尾花沢にて清風と云者を尋ぬ。
かれは富めるものなれども
志いやしからず。
都にも折々かよひて、さすがに
旅の情をも知たれば、日比(ひごろ)
とどめて、長途のいたはり、さまざまに
もてなし侍る。

清風の註:
(岩波文庫 芭蕉 おくのほそ道より、抜書き)
鈴木道祐。紅花問屋島田屋、金融業を
経営した豪商。芭蕉、曾良とは江戸で交渉が
あった。当時三十九歳

   上記の資料館は商家であった
  鈴木清風邸跡のとなりにたてられた
  もので、江戸時代末期の町家の姿を
  今に伝えています。

    展示は「おくのほそ道」関係を中心に、
   尾花沢の歴史や暮らしに関するものを
   集めています。


 予定の16時40分より早い時刻に、山形駅南口に到着し、再会を期して、無事解散しました。
 
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