東京ふすま会とは

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                    2002年10月29日更新

 戦後の学制改革で、昭和
25年に山形高校は廃止され、その校舎、教職員、学寮をそっくり引継ぐ形で山形大学文理学部が創設されました。そして文理学部の第1回卒業生を送り出した昭和28年に、山形高校同窓会と山形大学文理学部同窓会は合体し、「ふすま同窓会」が誕生しました。 

「ふすま同窓会」設立に数年遅れて昭和30年頃、卒業生が最も多く在住する東京でも、それまでの山形高校同窓会は山形高校と山大文理学部卒業生合同の同窓会「東京ふすま会」に改編されました。そして3代目会長の岩下富蔵氏(1回文甲)の頃に、現在の形にほぼ近い組織となったようです。

昭和34年には会の規約が整備され、東京ふすま会は、東京都とその近郊(常時会合に出席できる範囲)に在住する山形高校と山形大学文理学部卒業生(その後の改正で山大人文学部・理学部卒業生を加える)を会員とし、会員相互の親睦を主たる目的とする同窓会と規定されております。

 4代目会長の三上寿一氏(2回文甲)の時代になって、「東京ふすま会」は飛躍的発展を遂げました。会員名簿の発行、日本寮歌祭へ参加、会報「乾坤」の創刊、新人歓迎会の発足等々、会の事業も充実し、会費納入者も飛躍的に増え、会の財政面も確立されたのであります。

以来今日まで50年近くを経過しました。その間、会員の老齢化の進行はありますが、旧制高校から新制大学へとバトンタッチされている、全国にも例を見ない同窓会として、「東京ふすま会」は、着実にその歩みを進めてまいりました。本会は、「東京」の名を冠してはおりますが、旧制山形高校卒業生にとっては殆ど唯一の全国規模でのコミニュケーションの場であり、近年会員の地域範囲を全国に拡大しており、また東京周辺に在住する山大卒業生には入会の勧誘を積極的に行っております。また会報「乾坤」の内容の充実、会の行事の項で述べておりますような種々の事業の実施など、他の旧制高校同窓会からは羨望の眼でみられるような旧制・新制合体の同窓会ならではの活動を続けております。

 「東京ふすま会」は、規約にもありますように、同じく小白川の学舎で学び、自然豊かで人情厚い山形の地で青春を過ごした山形高校、山形大学文理学部、人文・理学部卒業の会員相互の懇親を図ることを目的とする同窓会です。旧制、新制の別や卒業年次、年齢、社会的地位を超越して、学寮を、山形を語り合い、過ぎし青春を謳歌する集まりです。

東京や関八州在住の、さらには全国の卒業生の皆さん、「東京ふすま会」にお入りになりませんか。
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