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29回見学会開催

29回見学会は、快晴に恵まれた1015日(木)に23名が参加して行われた。
新宿駅西口に集合、中型バス(27人乗り)にて、新宿〜小石川植物園〜印刷博物館(トッパン小石川ビル)〜小石川テラス(昼食)〜江戸東京たてもの園(都立小金井公園)〜新宿 のコースであった。
(以下敬称略)



皆さんの集合を待つ稲村英夫(文理16回)常任理事

小石川植物園
日本最古の植物園で、約300年前に徳川幕府が当地に設けた「小石川薬園」に源を発し、約49,000坪の敷地多様な植物が配置されており、現在は東京大学の付属植物園となっている。
数多くの薬草から、多様な桜の木、巨大なヒマラヤスギなどがある。
遺伝学の基礎を築いたメンデルが、実験に用いた由緒あるブドウの分株の樹もある。


まずは入り口付近で全員の集合写真

園は自由散策でガイドはいないが、この園に詳しい高山今朝雄(文理10回)常任理事の説明を聞きながら集団で見学した。

山本周五郎作「赤ひげ」でも有名な旧養生所の井戸がある

巨大なヒマラヤスギ
旧東京医学校本館

幾多の変遷を経て、明治5年に東京医学校となり、明治10年に東京開成学校と合併し東京大学となった。以後医学部本部や病棟に用いられたという。


本館前の日本庭園での集合写真
印刷博物館
トッパン印刷100周年を記念した建物に、国などの協力でできた博物館であり、誰でも見学できる。印刷の過去、現在、未来を分かりやすく伝えるため、「感じる」「見つける」「わかる」「つくる」という4つのキーワードに基づく展示を見て、体験できる。
世界のコミュニケーションの歴史や昔の印刷機を見たり、体験し、印刷の歴史を知ることができる施設である。参加者からは、小中学生のお孫さんを連れてきたいとの声も聞こえた。
 
コミュニケーションの歴史としての紀元前の文字の遺跡から始まり、紙への印刷、現代のプリント基板への印刷までの歴史をガイドから説明していただいた。  
 
古い印刷機で実際の印刷もしてみることができた。
  

印刷の歴史的な流れに沿って印刷についてわかる大きなスペースもある。

   
 
昼食は、印刷博物館の2Fにある小石川テラスでいただいた。  

江戸東京たてもの園
この施設は、平成51993)年に江戸東京博物館(平成24年の見学回で訪問)の分館として小金井公園の一角に作られた。敷地面積は7haあり、文化的価値の高い歴史的建築物を移築して作くられたものである。現在約30棟あり、見学者が昨年11月に500万人を越えたという。すべての建物を細かく見ることはできなかったが見ごたえのあるものが多かった。


最初に2班に分かれて、ボランティアのガイドさんの説明を受けながら見学することとなった。
  

裏庭から見た三井八郎衛門邸と家の中のシャンデリア

日本の近代建築の発展の貢献した建築家前川國男の自邸(昭和17年)
(著名な前川リポートを纏めた座長の日銀総裁前川春雄は國男の弟)
 
江戸時代後期の古民家が3棟ある場所で説明を聞く皆さん。 
 

旧自証院霊屋
尾張藩徳川光友の正室千代姫が母お振りの方(3代将軍家光の側室)を供養するために作った霊屋(1652年)

子宝湯               
東京の銭湯を代表する建物(昭和4年)