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第16回ふすま寮歌祭開催

     ― 神津康雄さん追悼 ―

第16回ふすま寮歌祭が7月18日(木)日本教育会館「喜山倶楽部」にて開催された。今回は、寮歌振興の中心であった神津康雄(19回理乙)さんが4月に逝去されたこともあって「神津康雄さん追悼」の寮歌祭となり52名が参加した。



開催にあたり会長は、

神津さんの寮歌振興の功績を讃え、今日は神津さんを偲びながら、大いに寮歌を高唱しようということと、山高代表寮歌「嗚呼乾坤の」や「夜光の杯」の作曲者の故大橋幹夫(2回文乙)さんの娘(大橋緋佐子)さんも父の作曲した歌を歌いたいと初めて参加していることを紹介した。


続いて山高を代表して森副会長(28回理科)が挨拶した。

 

今回、友誼校10校の代表の方々が参加したので、五十嵐常任理事から各々の方を紹介し、挨拶していただいた。





参加友誼校

第一高等学校、第二高等学校、第四高等学校、府立高等学校、松江高等学校、松山高等学校、高知高等学校、広島高等学校、北大予科、東京商船学校


松山高等学校
片山愁さん

第四高等学校
伊藤圭典さん

東北大医学部で、神津さんの後輩であった品川信良弘前大学名誉教授(21回文乙)が遠路弘前から駆けつけ、思い出の話をして、乾杯の音頭をとった。


挨拶を聞く参加者の皆さん。

今回4名の女性が参加した。写真右端が大橋緋佐子さん。写真左から2人目が江川蓉子(28回文乙)さん。江川さんは山高を卒業した唯一の女性。


友誼校の皆さん。


山高(28〜29回)の若手グループ。とはいっても80歳代半ば前後の方々。


山大グループ。今回は12名と少なくさみしかった。


左から大橋さん、四高の伊藤さん、吉田顧問(文理2回)。伊藤さんのお父さんは山高1回生であったという。

寮歌、学生歌の前半の司会は、左側の首藤尊良
(28回理科)さんと右側の渡會成良(文理6回)さん
が受け持った。


寮歌の最初は「嗚呼乾坤の」で始まる。




寮歌を歌う皆さん

 

大橋さんも父の作った寮歌を共に歌った。

 

学生歌は、前半で「みどり樹に」、後半では「みちのくの」を歌った。

 

神津さんが好きだった「夜光の杯」
(作曲は大橋幹夫さん)を、
渡會さんが独唱した。

 

友誼校の皆さんも、全ての高校が前半と後半に分けて歌った。各地の寮歌祭で歌いなれているので、他校の寮歌も協力して歌った。
松山高校の片山さん。バックコーラスは友誼校の皆さん。

高知高校は2名参加し、「時の流れに」を歌う。四高や広島高校の仲間も友情出演で盛り上げる。

   

後半は、学生歌みちのくのから始まり、前半同様寮歌、友誼校寮歌を歌った。

写真中央でマイクを持って歌う五十嵐さん。その左が、司会の浅田暢彦(29回理科)さん右が吉野重彦(29回文乙)さん、演壇前が中里祐二郎(文理5回)さん。

   

フィナーレは、恒例の「ひかり北地に(寮に別るる日に)」である。

冒頭の詩句「一瞬は寂滅の・・・・」は、11世紀ペルシャの大科学者・思想家の抒情詩集の一節という。それを朗々と吟ずる五十嵐さん。


肩を組みながら歌う参加者の皆さん。

 

会を閉める前に旧学寮最後の卒業生2名【右が五十嵐吉郎(理学部1回)さんと笹谷仁則(人文学部1回)さん】を紹介した。現在二人は事務所で重要な役務を行っている。

相馬事務局長(文理11回)が参加者の皆さんにお礼の挨拶で寮歌祭は閉会となった。

 

毎年寮歌祭には本部から紅花を贈っていただいている。今回特別駆けつけていただいた友誼校の皆さん方にお持ち帰りいただいた。