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第27回見学会開催

第27回見学会が10月24日(木)に32名の会員が参加して行われた。

当日は、台風が接近しつつあり曇り空であったが参加予定者32人が定刻の8時45分前にJR四ツ谷の上智大学前に集合した。今回は、防衛省、国会議事堂、憲政記念館、サントリー武蔵野工場の4カ所を巡る見学会であった。



バスが到着し、今日の日程をバスの運転手、ガイドさんと打ち合せする高山事業部会長(文理10回)

定刻前に集まり四ツ谷駅の目の前にある防衛省に向かった。

バスの中で挨拶する高山事業部会長。

防衛省は、戦後の官公庁建設では最大規模で約23ヘクタール地域内に自衛官を含め約1万人が勤務する施設がある。その中で今回の見学の中心は市ヶ谷記念館である。

防衛省の見学は、条件があり、事前予約(生年月日付)、当日は身分証明書提示が必要である。全員身分証明書を忘れず持ってきておりOKであった。見学は防衛省の職員がガイドをしてくれた。


市ヶ谷記念館は、平成12年に六本木地区から防衛省が移転した際、歴史的建築物として移設、復元されたものである。

1階は、陸軍士官学校講堂であり、後に大本営陸軍部、極東軍事裁判所法廷であり、建物内は、旧陸軍大臣室、陛下の休憩所、三島由起夫割腹事件の傷跡などがある。


正面入り口から見る防衛省の中心的建物


ガイドさんの説明を聞きながら市ヶ谷記念館を眺める参加者




記念館前で参加者全員の記念写真

大講堂では、ビデオによる記念館の変遷史を見て、ガイドの説明も受けた。


展示物には、陸海軍の制服、勲章、軍刀、慰問袋、硫黄島玉砕の栗林中将の最後の電文・家族への絵手紙など多くのものがあった。


軍服


最後にメモリアルゾーンを見学した。

ここは、自衛隊殉職者慰霊碑、陸軍士官学校跡の碑等歴史的な碑があり、ヘリコプターの現物展示もあり乗ることが出来る。

構内には、自衛官隊舎や厚生棟がある。じっくりと市ヶ谷会館を見た後、厚生棟に入り休憩した。ここには、職員の食堂や床屋等福利厚生施設があり、日用品販売や見学者へのお土産品も売っている。

売店で休憩する参加者。

防衛省を2時間あまり見学した後、国会議事堂へ向かった。

国会議事堂は、赤い絨毯の重みをかみしめながら、天皇陛下の御休憩所や衆議院本会議場を職員の説明を聞きながら見ることが出来た。


衆議院議場の説明を聞く参加者


普段撮影禁止だが議会が開催されていない上、他の見学者もいないのでOKされた議場を撮影


国会議事堂ををバックに記念撮影し、小雨降る中、次の見学の憲政記念館に向かった


憲政記念館は、加藤清正の屋敷跡にあり、1960年に憲政の功労者「尾崎行雄」を記念して尾崎記念館が建設された。その後1970年に我が国が議会開設80年を迎えたことを記念し、議会制民主主義についての一般の認識を深めることを目的にして設立され、72年3月に開館した。館内には、憲政史シアター、憲政の歩みコーナー(憲政の歩みを文書、資料、写真などで見る)尾崎行雄メモリアルホール、議場体験コーナーなどがある。    

見学する前に憲政記念館付属レストラン「霞ガーデン」で昼食を食べてから館内見学をした。


展示品を見る参加者



  
いよいよ待望のサントリー武蔵野ビール工場見学に向かった。

サントリーの武蔵野ビール工場は、ビール醸造に適した天然水を探し求めて作った4つの工場の一つで府中市にあり、事前申し込みで一般の人も見学できる。

広大な土地には天然水の森があり、その地下水循環させて利用するという考え方という。

ビールの9割は水から出来ている。サントリーのビールは地下深くからくみ上げた良質な100%の天然水を仕込み水として作っている。

人気が高い「ザ・プレミアム・モルツ」は香りの高い欧州産のアロマホップをふんだんに使い、華やかな香おり、深いコクとうまみを生み出しているという。

ホップの説明をし、味を賞味すると香ばしい味であった。




工場見学は約40分であった。
   
工場内の大きなタンク


見学を終えると試飲会場に案内された。

上田清基(21回理乙)さんが筑波大教授時代の教え子が役員をやっており、その事からか会場は特別私たちだけの部屋であった。


最後に主催者の挨拶をする高山事業部長

  

試飲しながら挨拶する上田さん


見学会の疲れをいやすできたてのおいしいビールを飲む参加者


入り口には、サントリーのお土産品が売っている。

私たち全員が、おみやげの大きなビールジョッキー2個を手みやげにバスの中では学生歌や寮歌を歌いながら新宿に向かい、西口前で解散となった。